ギャグとブラックユーモアに溢れた“沖島節”の全開した映画である。星新一と筒井
康隆を足して歪めた教育童話なので、見ているうちに常識そのものが歪み始めるので、
気をつける必要がある。
足立正生(映画監督)
大事な仲間にめぐり会えたような映画です。せまい少年の一室で、時を止めて、空
間を広げて、今まで見聞きしていたものの正体が、はっきり見えてくる心地よさに、
にんまりしてしまいます。
最後の「ゴンドラの唄」は胸が熱くなりました。
市原悦子(女優)
「あの世」は表象不可能であり、考えることも出来ない。
だが、「一万年後」についてなら我々はかろうじて考えることが出来る。かつて沖島勲は「あの世をこの世に導入する」と言った。『一万年、後‥‥。』で彼は本気でそれに着手した。表象不可能なものが本当に画面に登場する。まるでウソのように、あっけらかんと。
高橋洋(映画監督、脚本家)